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遂に次週で最終回ですか。今回を見る限り、最も懸念していたオロチを退治して万歳、といった展開にはならなそうですね。決別してしまったヒビキさんと明日夢の関係をまとめる最終回になりそうです。語り残した部分や辻褄の合わない部分を無理に繕わずにごっそりと捨てて最も大事な部分に集中した最終回になるのであれば、寧ろ中途半端な出来になるよりは良いのかも知れません。
ただ、紳士淑女を退治するのだけは勘弁してください。彼らはある意味、響鬼世界の半身の様な物だから。彼らについてきちんと描ききった上でのことなら文句もないですが、これだけ中途半端な描き方をしといて最後だけラスボスとして利用するのは都合良すぎですよ。これ以上、旧響鬼が培った大切な物を壊さないで欲しいのです。でも予告見るとみどりさんが捕まってたりして……激しく嫌な予感がします。 ヒビキさん非変身体 明日夢と桐矢に鬼になることの意味を伝えるため、そして(この時点でイブキの変わりに清めの儀式を行う覚悟を決めていたと思われるが)恐怖に打ち勝ち生きて明日を迎えるための覚悟を新たにするために生身で魔化魍と闘うヒビキさん。 途中で上着脱ぎましたけど、その二の腕や胸板からは普段から鍛えていることが十分に伝わってきてめっさ格好良かったですね。演じる役者自身が画面に出しても恥ずかしくない肉体作りに日々励んでいるからこそ細川さんの「鍛えてます」は説得力があったんだろうなあ。 紳士淑女 今回も彼らの目的や正体は明かされませんでした。このまま済し崩し的に何も語られないまま終わってしまいそうです……。(旧響鬼においては)彼らと鬼達の間には長い歴史と戦いの深淵な設定が用意されていたんだろうと思うと、つくづく路線変更が悔やまれます。 イブキと香須美 生きて帰れないかもしれない儀式に臨まなければいけない男と、信じて帰りを待つしかない女。喫茶店での二人のシーンは、その狂おしい想いが静かに描かれていてお二人の熱演に拍手。 ……だったんですけどね、ヒビキさんが代役になっちゃったことでせっかくのイブキの覚悟が宙に浮いちゃいました。主役は響鬼なので仕方ないとはいえ、余韻が台無しだ。 師匠無し ヒビキさん、師匠いなかったって、え!? どれだけ鍛えようと変身するには(ヒビキさんの場合だと)音叉が必要で、それには猛士の存在が不可欠なわけです。であれば、猛士の一員として鬼の修行に励んでる者に師も付けずにおくとは到底思えないんだけどなあ。鬼の修行は単なる肉体的鍛錬ではなく、人としての成長も目的としているはずです。師を付けないってのはあり得ませんよ。 もう、ホントにその場しのぎで本書いてるとしか思えない……。 桐矢乱入 コイツ、ヒビキさんから教わったこと、何も分かってないのか。他所様の練習場に土足で殴り込みかけるのもアレですが、結局明日夢との勝負しか頭にないってのはいくら何でも酷すぎる。 ハッ、ひょっとして本当は一緒に修行して仲良く鬼になりたいのに、って言う所謂“ツンデレ”ってやつなのか、そうなのか!? 清めの儀式 結局響鬼さんがやることに。それは良いとしても、この儀式って最初から最後まで一人でやらなきゃいけないはずでは……。だからこそ、イブキは悲壮な決意で望もうとしていたはず。何か普通に加勢してますがな。最終回では関東の鬼全員が加わってると予想。 次回予告 どうやら、散々引っ張ったオロチは案外あっさり解決してそうですね……。 それよりも、見たことのない鬼の姿が気になります。明日夢なのか、桐矢なのか。 そして、今回決別したヒビキさんと明日夢の関係はどうなるのか。色々言いたいことはあるけれど、今はただ静かに最終回を待ちましょう。 「明日なる夢」良いタイトルです。 劇場版DVD限定版発売中止のお知らせ 予約が想像以上に少なかったのかな。 でもこの後にディレクターズカット版が出ることを考えると、購入を考えてた人は出費が一度で済んで良かったのかも(特典もそちらに持ち越しになるし)。
by norabumi
| 2006-01-15 23:52
| 響鬼
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