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ようやく仕事お休みで、久しぶりの更新です。
さて、当ブログは私の興味の範囲内でオタ系の話題について戯れ言を書き綴っている訳ですが、時々書評というか感想のような物を描いている手前、書評系サイトの端くれのそのまた片隅くらいには属していると思っています。今日はこの書評系サイトについて考えたことをつらつらと。 書評系サイトを訪れる人はおよそ次の三種類に分類されます。 ① 特定の本の書評・感想を求めて、結果としてサイトを訪れた人。 ② 特に目的がある訳ではないが筆者の選書のセンスが気に入って新しい本との出会いに期待して訪れる人。 ③ 筆者の文章が好きで訪れる人。 ①はともかく②と③についてはこれはもう縁でしかなく、数ある書評系サイトの中からお気に入りを見つけるのはなかなか難しい事です。また逆にサイト運営者の立場から見ると、②ないしは③の理由で閲覧してくれるリピーターを持つことは理想的なことでもありましょう。 そうしたなか最近出会ったお気に入りがホンノコトさんです。選書のセンスが実にツボで、訪問の度に今日はどんな本が紹介されてるのかと期待してしまいます。 例えば最新の記事で紹介されてる戸田誠二氏の本はその評判も含めて全く知らなかったのですが(私のアンテナは狭いのです……)、作者HPに行って漫画を読んでみたところ一気にはまってしまいました。日常風景に内包される僅かな心の機微を僅かなページ数で見事に表現しており、こんな漫画のスタイルがあるのかと驚かされます。少ページ、外連味のないストーリー、ラフな絵柄等からこれだったら自分にも描けると勘違いする人が出てきそうですが、何気ない日常を鋭く切り取る優れた視点、僅かなページ数でそれを表現しきる構成力とコマ割りのセンス、吟味された言葉の使い方と巧みな台詞回し等高いレベルの才能があって初めて可能なスタイルでしょう。 この戸田誠二氏の本以外にもホンノコトさんがきっかけで興味を持った本が幾つかあり、このサイトの選書は私にとって信頼して良い物となっています。こういう出会い(紹介されている本、あるいはそのサイト自体)は本好きにとって非常に幸せなことで、願わくば当ブログで紹介した本が閲覧してくれた人にとってのそういう出会いの一つになってくれればいいなあと思う次第です。 またホンノコトさんは、書評系サイト運営者(一応)の立場から見ても参考にすべき点が多く、書影・版形・出版社・価格・ISBNコード・ネット書店へのリンク(アフェリエイト抜き)等の情報をきちんと記事中に載せていて閲覧者に優しいそのスタイルは見習わねばと思っています。 幸いbk1にはブリーダー登録していて書影を使えるので、次回の書評から早速やってみます。 でもその前に積んだままになって埃かぶってる本の山を崩して行かなきゃいけない訳ですが……。
by norabumi
| 2005-01-24 21:26
| 雑記
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