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どうも、ご無沙汰しておりました。
私事で色々あってパソコンに触れない日々が続いていたのですが、年の瀬も押し詰まった本日よりぼちぼち再開です。先ずはお約束通り、『響鬼』感想から。 言いたいことは多々有れど、先ずはザンキさんお疲れ様でした。 ザンキさん最後の魔化魍となるカエングモが現われて以降の展開・演出は中々グッとくる物がありましたね。 「だったら止めてみろ、俺を」という師匠の言葉を受けて、気力で復活を果たすトドロキ。師弟最後の同時音撃から退治後のセッション。 「トドロキ、ありがとな」と一礼するザンキさんと、「もう大丈夫っすから、ありがとうございました」と深々と礼をし別れを告げるトドロキ。顔を上げたそこには、木の葉と共に散っていったザンキさんの音錠と烈斬。 あまりにも熱く漢臭く、そしてベタすぎる展開。されど、誰もが望んだであろうダブルセッションをきちんと入れてくる演出。変身解除から別れまでBGMを入れなかった心遣い。最後のヒビキさんの敬礼等、ザンキさんの最後を美しく描いてくれたことは素直に評価したい所です。特に互いの最後の言葉が奇をてらった物ではなく、「ありがとう」というシンプルな言葉であったことが余計に心に響きました(朝日公式の師弟対談を読むと、松田さんと川口さんの二人で考えた様子)。 涙腺の弱い私のこと、普通なら漢泣きしていてもおかしくないのですが今回はそれは無し。というのも、色々考えちゃってそれが邪魔をしたのです。 今回のザンキさんの死は、30話以降の『新・響鬼』の流れの中でのことなんですよね。それ以前は胸の古傷の設定なんかありませんでしたし。加えて、恐らくは制作側にとっても予想外だったであろうザンキさん人気を番組を盛り上げるために使われてしまった、そういう不幸も重なって今回の展開があると思うのです。所謂大人の事情で殺されてしまった、そんな気持ちが最後まで離れませんでした。 さらにはトドロキの説得力なさ過ぎの復活描写や、桐矢パートのあまりの突っ込み所満載の展開などもあり気持ちが散漫になってしまいました。ザンキさんの死が避けられないのなら、せめて最後の回は30分マルっと使って丁寧に描いて欲しかったな、というのが正直な想いです。 文句ばかりになってしまいましたが、ザンキさんは希に見る愛されたキャラでしたし、演じた松田さんご自身もまた斬鬼というキャラクターを愛してくださっていた様に思います。そんな愛すべき鬼に、私たち視聴者が最後にかけるべき言葉は矢張り一つしか有りません。 ザンキ(斬鬼)さん、そして松田さん、ありがとうございました!
by norabumi
| 2005-12-31 21:10
| 響鬼
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